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ゴールデンアワー

西向 幸三
糸数 美樹

10月20日号ゴールデン会議テーマ「外で食べる」です。運動会のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思い出も多かったですが。遠足のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思いでも多か

  • finer 画家・satoさん「目に見えない心の傷を癒せるように」

  • 毎週火曜日の10時台にお届けしています”Finer”

    志を持って頑張っている方、
    誰かにfine!を届けようと活動している方、
    いわゆるファイナーをご紹介しています♬

    今回のFinerは、元看護士で、今は画家として目に見えない心の傷を癒す活動されていますsatoさんです。



    Satoさんは26歳まで、看護師として、沢山の方の目に見える「体の傷」を癒してきました。

    しかし26歳の時、目の前が真っ暗になるほどの絶望を感じられたそうです。
    satoさん)私には「いつか看護師としてドイツ国際平和村に行って、戦争や内戦に巻き込まれた子供たちの力になりたい」という夢があって、その夢のために、看護師になってからもコツコツお金を貯めていました。
    けれどそのお金をすべて奪われてしまう・・という出来事など、沢山のショックな事が重なって目の前が真っ暗になったんです。



    そんな時、satoさんの心を照らす一筋の光になってくれたのが「絵」でした。

    それまで、satoさんは、美術学校などに通われた経験は無くて、むしろ小さい頃は絵が苦手だったそうです。

    しかし絶望の中、頭に浮かんだ絵を書き続けて、SNSにアップするうちに、周りの人たちがsatoさんを、画家・アーティストと呼び始めました。

    そしてsatoさんは今、その絵に支えられたご自身の経験から、「画家としてアートと医療を結び付け、目に見えない心の傷を癒していきたい」と考えていらっしゃいます。

    satoさん)今、あらゆる人たちが心の具合が悪くなったときに安定剤や睡眠薬を出されると思うんですが、それって、やっぱり依存性があるんですよね。

    自分も、ドクターから処方された睡眠薬を飲んでいて、やめられなくなった時期がありましたけれど、絵を書き始めてからは、睡眠薬とか一切、薬を飲まずに済んでいるんです。

    確かに、薬に頼らなければならない精神疾患の方々もいらっしゃると思います。
    でも、「何か具合が悪い」と言って、内科に行って、安定剤や睡眠薬をだされて、やめられなくなる・・というような若い子がいるのであれば、音楽やアートと言った没頭できる何かを見つける事で、辛いことを発散させたり・・自分の感情を言葉にできないなら、絵に例えたり・・そうする事で発散出来るんじゃないかと思って、アートと医療を結び付けたい!と真剣に思っています!!

    さらにsatoさんは現在、視覚障碍、聴覚障碍、身体障碍を持つ方々と一緒に絵を描く・・というワークショップを開催していらっしゃいます。


    (※重度身体障碍者デイサービス・島田療育センターの皆さんと製作した絵。satoさんがタイトルやコンセプトを決め、島田療育センターの利用者の皆さんが手に絵の具をつけて、トントントンという音に合わせて色を塗り、星砂を振りかけました。作品のイメージは、どんなハンディを持っていたって、生きている命は尊いもの。嫌いなものは嫌いだし、好きなものは好きだし、意思表示はしっかりある様子を猫に例えている。)


    はじめは、絵で心の傷を癒せれば・・と考えられたそうですが、ワークショップに通われる中で、世の中には、障碍を持つ方々への沢山の誤解や偏見がある事に気付かれたそうです。

    satoさん)例えば、「視覚障害を持つ子供達は色が分からない」と思ってしまいがちですが、実は匂いを嗅ぐだけで頭に浮かぶ色があるんです!
    「〇〇だから出来ないでしょ?」という考えは、一般で言うハンディの無いと言われる方々が勝手に決めた事でしかありません。

    自分も少し心の具合が悪くなったときに、今までちやほやされて「satoちゃんは何でもできるのね~」って言われて来たのに、コロっと態度を変えて皆が背中を向けた時期がありました。
    でも今絵を書くようになって、新聞やテレビに少し出るようになると、バーッと一気に戻って来る・・。
    なんだかすごく、世の中の不平等というか・・「なんなんだろう!?」って世の中に思いました。

    私はそういう人たちの偏見の目を少しでも変えたいと思っています!
    障害を持っていても、生き生きと生きている、重度身体障碍の方でも瞬きでイエス・ノーがいえる・・そういうのをきちんと伝えていきたい!
    伝える事ってものすごく難しい事だと思いますが、きちんと伝えていけば伝わると信じています!!



    現在satoさんは県内の盲学校や福祉施設でもワークショップを開催されていて、視覚障害を持つ子供達が絵を描いた後でも自分の作品を感じられるよう、モコモコペンや匂いの出るペン、点字新聞の点字を使うなど、様々な工夫をして子供たちと一緒に作品を作り続けています。


    (※点字新聞を切り抜いて、猫のシルエットに張った作品)


    いつか医療が進んで、視覚障害を持つ子供たちの目が見えるようになったとき、「satoちゃん先生の絵でイメージしていた世界、そのままだね!」と言ってもらえる事が夢で2020年のパラリンピックまでには、47都道府県の盲学校の子供達と一緒に1つの作品を作り上げて、世界中の人たちに見てもらいたい!という夢もあるそうです。

     

    (※蛇のシルエットに本物の蛇皮を張った作品)

    Sato
    さんの作品、実際に見てみたい・・という方、現在那覇市のハピナハの3階でsatoさんの個展を開催中です(1月15日まで)!入場無料で沖縄盲学校の生徒さんたちと描いた作品も展示されていますので、是非見に行ってみて下さい。



    また「satoさんに、うちでもワークショップをしてもらいたい!」という方はこちらからどうぞ!⇒
    satoartworld@gmail.com


    今回のFinerは画家のsatoさんでした!

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