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ゴールデンアワー

西向 幸三
糸数 美樹

10月20日号ゴールデン会議テーマ「外で食べる」です。運動会のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思い出も多かったですが。遠足のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思いでも多か

  • Finer 沖縄いのちの電話 渡久山朝裕さん「電話だからこそ、救える命がある」

  • 毎週火曜日にお届けしています"Finer"

    志を持って頑張っている方、
    誰かにfine!を届けようと活動している方、
    いわゆる「ファイナー」をご紹介しています。

    今回のFinerは・・
    沖縄県立看護大学の臨床心理学の准教授で、
    「沖縄いのちの電話」の運営委員の渡久山朝裕さん!

     



    渡久山朝裕さん)「沖縄いのちの電話」は、自ら命を絶ちたいと思う程辛い思いをしている方々に、匿名で電話をかけてきてもらい、電話に出た相談員と話す事で、踏みとどまってもらおう・・という電話相談のボランティア団体です。


    松田礼那)相談員は、カウンセラーや臨床心理士の資格を持っている方ですか?

    渡久山さん)いいえ、主婦の方や定年退職されたサラリーマンの方です。私が1年間、カウンセリングなどの研修を行い、「相手の話を聞く態度」や「共感的な言葉のかけ方」など相談員として必要なスキルを学んで頂きます。

    松田)カウンセラーといった「専門家」ではなく、主婦の方やサラリーマンの方など「一般の方」に、相談員をして頂いているのには、何か理由があるんでしょうか?

    渡久山さん)はい。電話をかけてきた下さった方と「対等の立場で話せる」・・と言うがとっても大切なんです。
    専門家に話すのは少し緊張してしまう部分があり、「対等の立場」「隣人のような立場」の方が、心を開いて話やすいです




    松田)実際に電話をすると、相談員がどのように対応して下さるのか、もう少し具体的に教えて頂けますか?

    渡久山さん)相談員の集中力などの問題から1回の電話は50分~60分と時間を決めさせて頂いているんですが、
    その大半の時間、相談員は、電話をかけて下さった方に、寄り添い、共感しながら話を聞きます。基本、助言やアドバイスは行いません。

    松田)え!?「自ら命を絶つなんて、考えてはダメです!」と説得しないんですか??

    渡久山さん)はい、電話がかかってきてすぐに、そのような事をお伝えすると、大抵は電話を切られてしまいます。

    電話をかけてきて下さる方は、「出来れば生き続けたいけれど、命を絶つしか選択肢がない。」「けれど、誰かに『さよなら』を言いたい。」という思いがあって、電話をかけてきて下さいます。

    それなのに、初めから「いのちを絶つなんてダメです!」と言われてしまうと、否定されているような気がして、電話を切ってしまいます。
    「相手に寄り添い、共感しながら話を聞く事」がとても大切なんです。そして電話の最後に「どうか今日は命を絶つのをやめて、明日も電話してきて下さい」とお願いをします。





    松田)対面ではなく、電話で話を伺う意味は何かありますか?

    渡久山さん)「いのちの電話」では、電話をかけてきて下さる方はもちろん、対応をする相談員も名前を明かしません。

    その互いに顔も名前も分からない匿名性の高い電話だからこそ、身近な人には言えない「死にたい」というネガティブな言葉や、心の叫びを吐き出すことが出来るんです。

    松田)ただ、
    自ら命を絶つ事まで考えていた人が、「電話で話を聞いてもらった」というだけで、自殺を踏みとどまるでしょうか?

    渡久山さん)匿名性の高いいのちの電話では、電話かけてきて下さった方がその後どうされたのか、残念ながら調査する事が出来ません。

    それでも、相談員と話す中で「こんなに自分の事を心配してくれる人がいる」「話を聞いて、理解してくれる人がいる」「自分の事を大切にしてくれる人がいる」と感じ、
    「命を絶つ以外に方法があるかな」とか「相談員がここまで力になってくれるのであれば、もしかしたら役所に相談しても、相談にのってくれるかもしれない」というような他人への信頼が回復して希望が湧いてくるのでは・・と信じています!


    松田)互いに名前も明かさない匿名性の高い「いのちの電話」だからこそ、ネガティブな思いも口に出せて気持ちが軽くなったり、他人を信頼する気持ちが戻って来て、踏みとどまる人がいる・・「いのちの電話」にしか救えない命があるんですね!

    渡久山さん)はい!その通りだと思います。ただ残念ながら、現状では相談員の数が足りなくて、「沖縄いのちの電話」は年中無休ですが、午前10時~午後11時までと対応できる時間に限りがあります。
    相談員の数を増やし、「24時間年中無休で対応できる」ようにすることが、より多くの自殺予防につながると思いますので、「いのちの電話」を支援して頂けたら嬉しいです。

    松田)「私も相談員として悩んでいる方の力になりたい」という方は、どうすればいいですか?

    渡久山さん)実は来週6月8日木曜日から、「カウンセリング公開講座」というのが開かれます。この講座が相談員養成の「前期」の講座にあたりますので、相談員として力を貸して下さるという方、まずは「カウンセリング公開講座」を受講して下さい。

    またこの「カウンセリング公開講座」は、いのちの電話の相談員を目指す方でなくても、カウンセリングを学びたいという方がいればどなたでも受講いただけます。

    是非、申し込んで、講座にご参加ください。




    「いのちの電話」主催の「カウンセリング公開講座」



    来週6月8日木曜日~9月21日木曜日まで開催されます。

    苦しんでいる人のために力になりたい、家族や同僚がうつ病で悩んでいる・・など、カウンセリングに興味のある方なら、どなたでも全15回の講座を2万円で受ける事ができます。

    今不足している「いのちの電話の相談員」はこの講座を受講し、さらに10月~来年3月までの後期講座を受ける事で、なることが出来ます。



    今回のFinerは「沖縄いのちの電話」運営委員の渡久山朝裕さんでした!

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