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ゴールデンアワー

西向 幸三
糸数 美樹

10月20日号ゴールデン会議テーマ「外で食べる」です。運動会のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思い出も多かったですが。遠足のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思いでも多か

  • Finer ジャズミュージシャン吉本信行さん「難聴者・失聴者の希望の光に」

  • 毎週火曜日にお届けしています"Finer"

    志を持って頑張っている方、
    誰かにfine!を届けようと活動している方、
    いわゆる「ファイナー」をご紹介しています。

    今回のFinerは・・ジャズミュージシャンの吉本信行さん

     


    吉本さんは、ジャズのベーシスト、ギタリストとして日本全国、そして世界でもライブをされています!

    けれど実は、2010年に突発性難聴で右耳。2012年には左耳と、両耳の聴力を完全に失ってしまいました。
    それでも吉本さんが音楽を続けられているのは、「人工内耳」という医療機器があったからです。

    人工内耳
    というのは、「蝸牛」と呼ばれる器官に電極を埋め込むことで、耳が全く聞こえない方にも、音を取り戻してもらう事ができる、会話ができるようになる医療機器の事です。



    その「人工内耳」も使いつつ音楽を続けられている吉本さんの前向きな姿勢は、芸名「ディジー吉本」にも表れています。

    吉本信行さん)ディジーには「眩暈」という意味があります。

    アメリカでアーティスト名に「ディジー」とつけているミュージシャンは、きっと「眩暈がするような素敵な音楽」という意味でつけているのだろうけれど、僕のは違います。

    突発性難聴になって、酷い時には、杖が無いと歩けないぐらい、酷い眩暈がしていたんです。

    でも「そんな眩暈がする状態にも負けない!」「この経験も糧にして前向きに生きてやる!」という意味も込めて「ディジー」とつけました。
    この芸名を付けてから、「よりポジティブな気持ちで音楽が出来るようになった」「モチベーションが上がった」と感じています。





    松田礼那)人工内耳の手術をしてからは、何か変わりましたか?

    吉本さん)全てが変わりました!
    まず、こうして会話をすることが出来ます。以前は、僕には筆談しかコミュニケーション方法が無かったんです。それが人工内耳のおかげで、こうして目と目を見て、スムーズに会話が出来ている!それが嬉しいです。

    そして何より嬉しかったのが、「愛する息子の声をもう1度聞けた事」です!両耳の聴覚を失った時には、またこの耳で、愛する人の声を聞けるなんて夢にも思わなかったです。




    松田)人工内耳の手術は怖くなかったですか?

    吉本さん)手術を受ける前までは、やっぱり怖かったです。電極を頭に埋め込むって大変な手術なような気がするじゃないですか・・。でも実際やってみたら、僕は麻酔で寝ているだけでした(笑)どうって事無かったです。

    松田)術後の痛みや違和感は?

    吉本さん)全くありませんでした!僕は両耳、人工内耳の手術をやっていますが、2回目の手術の時には、看護婦さんと馬鹿話をしながら手術に向かったほどです。

    松田)手術の費用は結構掛かったのではないですか?

    吉本さん)手術には400万円ほどかかりますが、更生医療といった色々な制度を使えば、手術費の負担はほぼゼロになります。安心して下さい。



    松田)今、吉本さんは両耳に人工内耳をしてライブを行っている
    わけですが、大変な事や辛い事はありませんか?

    吉本さん)実は、人工内耳では、音階やメロディーまで聞き分ける事は出来ません。人の声の違いやイントネーションの違いは分かるのに不思議ですよね・・。
    でも「これまでの音楽の記憶」や「目から入って来る情報」をフルに使って、ライブ活動をやっています!

    松田)ライブを聞いた方からはどんな感想が寄せられますか?

    吉本さん)嬉しい事に、僕の姿に励まされた!と言って頂けます。
    先日も、元ピアノの先生が「失聴して、人工内耳にしたけれど、音階が分からない」とすごく落ち込んでいました。
    けれど、僕のライブ後「アドリブを求められる難しいジャズをやっている吉本さんの姿に勇気づけられた!私ももう一度ピアノをやってみます!」と言ってくれたんです
    こういう希望を持ってもらえるだけでも、生きがいを感じています。

    松田)吉本さんご自身も、ライブを聞いた方々に励まされているんですね!

    吉本さん)その通りです!沢山の人に勇気づけられて、今年の5月には、5枚目の全曲オリジナルのアルバムを発売する事が出来ました。

    松田)全曲、吉本さんが作曲されているんですか?

    吉本さん)はい!特に「人工内耳のセレナーデ」という曲は、両耳の聴力を失ってから作った曲で、頭で鳴っている音楽や、持っているジャズの知識を全て出し尽くして書いた曲で、思い入れがあります。



    松田)こういった吉本さんの思いの込められたジャズが、今度の土曜日には、沖縄で聞けるという事ですから、是非多くの方にお越しいただきたいですね!

    吉本さん)はい!これからもライブを通して、世界中の難聴者・失聴者の方に「絶対に諦めないで下さい!」と伝えたいです

    諦めたらそこで終わっちゃいます。人間生きている限り、やっぱり前に進まないと!後ろ向きになると、こけちゃいますからね。

    難聴者・失聴者の皆さんは、是非、人工内耳の手術を検討してみて下さい。
    手術をすれば、愛する人の声が聞こえます
    先天的に聞こえない子供達には、人工内耳の手術で初めてお母さんの声を聞かせてあげる事が出来るんです。

    僕はこれからも自分自身の経験を多くの人に伝えて、少しでも難聴者・失聴者の方々の力になりたいと思っています!


    吉本さんのライブも聞ける「きこえのフェアin沖縄」




    琉球大学の耳鼻咽喉科の先生の講演会や個別相談コーナーなどもありますので、難聴・失聴でお悩みの方、是非お越し下さい!

    日時:7月23日午後1時半~午後5時
    場所:国立劇場おきなわ 小劇場
    参加費:無料
    申し込み・お問合せ電話番号:0120-05-4133
    FAX:03-5283-7694
    Eメール:event.office.jp@gmail.com

    電話、メールの事前応募締切は7月21日17時までです。
    申し込まれる際には、お名前、ご住所、参加人数をお伝え下さい。


    今回のFinerは、ジャズミュージシャンの吉本信行さんでした!

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