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ゴールデンアワー

西向 幸三
糸数 美樹

10月20日号ゴールデン会議テーマ「外で食べる」です。運動会のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思い出も多かったですが。遠足のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思いでも多か

  • Finer 天文学者・嘉数悠子さん「天文学を身近なものに」

  • 毎週火曜日にお届けしています"Finer"

    志を持って頑張っている方、
    誰かにfine!を届けようと活動している方、
    いわゆる「ファイナー」をご紹介しています。

    今回のFinerは、国立天文台ハワイ観測所の天文学者で
    アウトリーチ・スペシャリストの嘉数悠子さんです。

     




    松田礼那)「アウトリーチ・スペシャリスト」という肩書、初めて聞きました!

    嘉数悠子さん)日本ではあまり聞きなれない言葉ですよね。「アウトリーチ」は英語で、「手を指し伸ばす」という意味があります。
    私は、天文学にあまり親しみがない方々に、天文学をより近く感じて頂けるよう、活動をしています。



    松田)天文学をより身近に感じていただくために、具体的にどのような事をされているんですか?

    嘉数さん)常にいくつかの天文グッズを持ち歩いています。
    例えば、この「虹カード」も、天文学を身近に感じて頂くためのグッズの1つです。



    松田)虹カード・・ですか??

    嘉数さん)はい!このテレホンカードぐらいの大きさのカードの小さな穴には、特殊なフィルムが貼られていて、人工的に虹を創り出すことが出来ます。
    穴を通して、光を覗いてみて下さい!虹がみえますよね!?

    松田)本当です!虹が見えます!!



    嘉数さん)実は、私たち天文学者は、このように人工的に虹を創り出すことで、天体までの距離、どういったガスが存在しているのか・・など星や銀河の研究をしているんです。

    松田)他にも、何か一般の方々に天文学を身近に感じて頂くための工夫はされていますか?

    嘉数さん)例えば、こちらの新垣ちんすこうさんが特別に作って下さった「星形のちんすこう」で宇宙を表現しています。



    松田)え?ちんすこうで宇宙を表現・・ですか??

    嘉数さん)実はこの宇宙の95%は「暗黒物質」「暗黒エネルギー」と呼ばれる謎の物質です。
    私たちが「原子」として正体を明かしているのは、わずか5%に過ぎないんです。
    そこで、ココア味の星形のちんすこうで「暗黒物質」「暗黒エネルギー」を表現。プレーンの星形のちんすこうで、「普通の原子」を表現して、いかに宇宙がまだまだ謎で包まれているのかを、目でも舌でも体感してもらっています。

    松田)まだまだ宇宙は謎で包まれていて、その謎を解き明かそうとしているのが、嘉数さんたち天文学者の皆さんなんですね!

    嘉数さん)はい!その「謎解き」がワクワクします。

    松田)嘉数さんは子供の頃から天文学に興味があったんですか?

    嘉数さん)小さい頃から推理小説の「謎解き」が大好きだったんですが、成長していくと、自分の頭上に広がる「宇宙」という謎に心惹かれるようになっていきました。
    ただ、理系の科目は大の苦手でしたよ。

    松田)え?そうなんですか??では「天文学者」になろうと思ったきっかけは何だったんでしょう?

    嘉数さん)宇宙の写真を見るのが好きで、科学誌を読んでいたんですが、14歳の時、その科学誌の最後の方にNASAのスペースキャンプのお知らせが載っていたんです。



    松田)NASAのスペースキャンプ・・ですか?

    嘉数さん)はい。少年少女向けのちょっとした宇宙飛行士になるための訓練です。
    例えば、月面探査ミッションというのがあって、6人1チームになります。スペースシャトルの内部を模した施設にチームで集まって、1人1人役割があって、チームワークを活かしながら、月にいって、地球に戻ってくる・・というミッションをやるんです。



    松田)とっても面白そうですね!そのキャンプはアメリカで行われたわけですよね?

    嘉数さん)はい!広告を見た時点で、ワクワクドキドキして英語も話せないのに、親に「これに参加したい!」とお願いしました。

    松田)え?すごい勇気ですね!

    嘉数さん)今から振り返れば、大きな挑戦だったと思います(笑)でも、当時は怖さよりも、ワクワクドキドキが上回っていました。
    スペースキャンプでは、アメリカに留学していた日本の大学生がボランティアで通訳をしてくれたので、無事全ての日程を終えられました。



    松田)その14歳の時のワクワクドキドキに従ったおかげで、今の嘉数さんがあるわけですね!

    嘉数さん)はい!ワクワクドキドキは全ての原点だと思うので、沖縄の若い人たちには是非、その気持ちを大切にしてほしいです。
    私の場合は、もともと文系人間で、数学も物理も苦手でした。
    でもスペースキャンプをきっかけに「天文学をやりたい!」と思って勉強を始めると、出来るようになりました。
    若い子には好きだったら、まず挑戦してほしいなぁ・・やってみてほしいなぁと思っています。

    松田)なるほど!「苦手だから自分はこの道ダメだ」と諦めるのではなくて、「この道に進んだら、どんな未来が待っているのか」を先に少し覗いてみたら、やる気が出てきて、苦手を得意に変えられるかもしれないんですね!

    嘉数さん)はい!天文学と一言で言っても、実は技術者や事務員の方もして、いろいろな仕事があります。
    天文学に少しでも興味があるのなら、自分の可能性に蓋をしないで、いろんな側面から、やりたいことや将来の道を見てほしいなぁと思っています。

      


    嘉数さんに天文学の面白さを教えてほしい方。
    何となく宇宙に興味をもっているお子さんも、是非嘉数さんにもっと直接お話を聞いてみて下さい!

    ハワイと沖縄をスカイプでつないで、講座をして下さるそうですよ♪

    <嘉数さんの連絡先>
    メールアドレス kakazu@naoj.org
    嘉数さんのFBページ https://www.facebook.com/aloha.astronomy

     

    今回のFinerは嘉数ゆうこさんでした!

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