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ゴールデンアワー
西向 幸三
糸数 美樹
10月20日号ゴールデン会議テーマ「外で食べる」です。運動会のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思い出も多かったですが。遠足のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思いでも多か
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マリアージュ81
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[食卓の桜]
沖縄では、住宅建築の棟上げ式で山羊料理(ヒージャー汁)を用意することがあります。
好き、嫌いが極端に分かれる料理ですが、一度好きになるとヤミツキとなり、他の用事を差し置いてでも食べに出掛けると聞きます。
只、あの野性味溢れる個性的な香りの影響でしょうか?
普段、家庭の食卓に登場しない他のお肉類も反射的に[何のお肉?]と尋ねてしまいます。初めて馬刺しを薦められたときも、なかなか箸を付けられず恐る恐る口にすると、くせのない美味しさに逆に箸が止まらなかったのを覚えています。
今週は、その馬肉とのマリアージュ。
暑さ、寒さも彼岸までの先人の言葉通り、心地よい陽気に誘われ本土でも桜前線も北上。さばいたばかりの馬肉は美しい紅色で別名(桜肉)とも呼ばれています。
今日は、軽い霜降りの桜肉を薄造りにし、溶かしバターで作ったマヨネーズとバルサミコ、パルメザンを散らし、カルパッチョにしました。柔らかく上品で深い味わいの品となります。
ワインは、メルロー種から造られるボルドー地方、コート・ド・カスティヨンの赤ワインにしました。滑らかなタンニン、赤身とコードバンやなめし革の香りがあり、料理のテクスチャーに味わいの要素が見事にマッチするマリアージュです。
あいにく沖縄の桜は終わってしまいましたが、食卓で咲いた満開の桜肉でお花見するのも 風流では。
それではア・ヴォートルサンテ
監修 ワインバークリニャンクール