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ゴールデンアワー

西向 幸三
糸数 美樹

10月20日号ゴールデン会議テーマ「外で食べる」です。運動会のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思い出も多かったですが。遠足のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思いでも多か

  • ラジオネーム:シネマニア「ジャック・リーチャー」

  • こんばんは。先日は招待券を頂きましてありがとうございます。

    番組に投書して招待券をもらうというのが33年ぶりです。

    途中、番組を聞いていない時期もありましたが、今はストリーミングもあり、
    ブログに採用した投書を掲載していますから、
    番組を聞き逃しても後から聞いたり読んだりできますから、便利なものですね。

    また最近発見してのですが、
    YouTubeにポッドキャスト版のスクリーンへの招待をアップしているんですね。
    こちらも隙間時間に聞いています。

     

    さて、先日「ジャック・リーチャー never go back」を観たのです。
    前作「アウトロー」の続編ですね。
    ハードでクールなヒーロー役というのはトム・クルーズに合わないなあ、と前作を観ての印象なんですが、
    トムとしては、このシリーズを「ミッションインポッシブル」のようにして安定したものを
    もうひとつ欲しいというところでしょうね。

     

    前作もあまり評判はよろしくなかったのですが、今回もアメリカでの評判はよくないみたいですね。ハードでクールな主人公がジャック・リーチャーの個性なのに、
    今回は自分の娘かも知れない少女との交流を描いていて甘い感じにしているのが、ダメなんですね。
    シリーズ化するに当たってクールなだけでなく、
    家族愛みたいなものを出して観客の共感を得たいという意図なんでしょうが、
    これじゃ他のヒーローものとの差別化ができないですよ。
    前作がクールな主人公なのでこれだと客が入らないと思って人情味を加えたのかも知れません。

     

    しかし、私はこのシリーズは今回観て見直しました。
    CGまみれの昨今の映画と違って、アクションをCGに頼らず、
    トム自身がスタントマンに任せずに自身で演じたことに感銘を受けたからです。
    「ミッションインポッシブル」でもスタントマン抜きで自分の肉体を酷使してやっていますけれども、前作と今回の作品とはかなり違う派手な作品ですね。
    でも、このシリーズのアクションはリアリズムを重視したのか、
    地味に見えて詰まらないと思う人もいるでしょう。
    でもCGで派手にデコレーションした今のアクション映画なんて、
    所詮は危険で金のかかることはしない手抜きでしょ、と毒つきたくなります。
    オジサンの私としては、この地味さがおのれの肉体を酷使した
    1970年代のアクション映画みたいな雰囲気を感じ取って好感が持てるんです。
    トム・クルーズがスティーブ・マックイーンやチャールズ・ブロンソンに、
    リスペクトした映画を作っているんだなあと思いましてね。
    まあ、リスペクトしていないかも知れませんが。

     

    そしてもうひとつの魅力がジャック・リーチャーと共に、
    行動を共にするスーザン・ターナー少佐ですね。
    彼女は格闘技ができるし、頭も切れているカッコ良さ。
    通常ならヒロインはヒーローに危機を救われて守られる存在なのですが、
    彼女はジャック・リーチャーに守られる必要なしなんですね。
    最近の映画はヒロインの描き方が変わりましたね。
    「ジュラシックワールド」では、甥っ子や自分の元恋人の危機を救ったりするし、
    「マッドマックス 怒りのデスロード」って主役はトム・ハーディじゃなくて、
    シャーリーズ・セロンでしょ、と思えるくらいの活躍。
    「高慢と偏見とゾンビ」でもお嬢さん方が中国武術を学んでいてゾンビと戦うんですね。
    ゾンビに襲われてワーワーキャーキャーと、
    悲鳴を上げてヒーローに救われるという形にしていなんです。

     

    スーザン・ターナー少佐もジャック・リーチャーとともに事件を解決しようと行動して、
    彼に守られるだけの存在じゃないんですね。
    ジャック・リーチャーが事件の解明のために調べに行くときに、
    ターナー少佐に少女とホテルで待っていて欲しいというと、
    ターナー少佐は「女だからって、子守りをしていろ、っていうの?」と、
    喰ってかかるところが良いですね。

     

    そしてリーチャーと共に事件を解決していくところが、
    刑事映画みたいな同性同士のパートナーみたいになるところがこの頃の映画なんですね。
    だから事件を解決してリーチャーとスーザンは抱き合ってキスをして、
    という風にならないのがミソなんです。
    よくありがちなヒーローとヒロインが恋におちるという結末をつけていないのですよ。

     

    ヒロインが職場に戻ったところに、
    彼女の部下であろう野郎どもが整列してお帰りなさいと迎えるところが良いです。良い結末です。
    スーザン・ターナー少佐はシャーリーズ・セロンのフュリオサ大隊長と同じくらい
    男前なヒロインです。
    女優でも色気抜きでか弱くなくても充分に魅力を出せるというだから、
    これでヒーローの役割がひとつ減っちゃいましたね。

     

    だから、その後、ジャック・リーチャーと少女の絆が出来るというのは、
    私的には蛇足、いらない場面です。ここで話を終えてほしかったのですよ。
    それじゃ、主人公はスーザン・ターナー少佐になっちゃうか。
    「怒りのデスロード」の二の舞になってしまいますね。
    私はこのシリーズの原作は知らないのですが、
    スーザン・ターナー少佐が出てくるのは今回の作品の原作にしか出てこないんでしょうかね。

     

    トム・クルーズは評判悪くてもこれをシリーズ化したいだろうから、
    もう一本くらいは作るかもしれないけれど、
    スーザン・ターナー少佐の再登板をお願いしたいものです。

     


    性別:男性
    住所:南城市

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