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ゴールデンアワー

西向 幸三
糸数 美樹

10月20日号ゴールデン会議テーマ「外で食べる」です。運動会のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思い出も多かったですが。遠足のお弁当って楽しみでしたね。貧乏だった局長には辛い思いでも多か

  • ラジオネーム:「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」

  • 「しあわせの絵の具 愛を描く人 モードルイス」を観てきました。
    最近の邦題って長いのが多いですけど、どうしてなんでしょうね。
    「しあわせの絵の具」で止めたら良いのにと思いますけど。

     

    それはともかく、この映画は感動しました。
    最後にモード・ルイス本人の映像が出てきますが、
    サリー・ホーキンスが本人にかなり似せているのにびっくりです。
    ゲイリー・オールドマンがチャーチル首相になりきってアカデミー賞受賞ですが、
    それならサリー・ホーキンスも、
    この映画でアカデミー賞にノミネートされても良いんじゃない、と思いますが、
    この作品はカナダとアイルランドの合作でした。
    外国映画じゃ、アカデミー賞にノミネートされにくいですね。
    アメリカ映画だったら良かったのに。

     

    相手役のイーサン・ホークがこれまた良いのです。
    彼はスターというよりも、映画好きが好みそうな映画を彼が選んでいるのか、
    はたまたそういう映画を作るプロデューサーや監督に好かれているのか、
    そんな感じの映画に良く出てきますね。
    だから、彼が出ている映画で外れというのは少ないです。
    「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」は、
    小さな映画に良く出る彼としては珍しいSF大作だけど、これも面白かった。

     

    彼が今回は粗暴な男の役とは珍しい役どころですね。
    だってイーサン・ホークの人相はコワモテじゃない、繊細な顔つきしてますよね。
    だから、粗暴だから近所の評判も悪いこの男がときおり善良な面を見せるというのが
    この映画のみどころだから、イーサン・ホークをキャスティングしたのかも知れません。

    単なる嫌な男じゃありませんよ。イーサン・ホークの演じるエベレットは。
    彼女をひっぱたいといて、後で様子を見に来たり、
    彼女が売りたくないという絵を買おうとする女性から、この絵は売らないよ、
    と言ったりするなどの時々彼は彼女のことを気にする態度も見せるのです。

    ぶっきらぼうでモード・ルイスを傷つけることもする彼がたまに見せるこういった態度から、
    モード・ルイスが心のよりどころにしている絵を描くな、とは言わないのは納得できますね。
    粗暴な男にしては意外な態度ですけれども、
    絵を描くのは彼女のために良いことだということを意識していないのかもしれませんが、
    直感で判る男なんじゃないかと思えます。
    それに絵を禁止するどころか、彼女が絵を描いていると代わりに自分が家事をするんですからね。

     

    初めて彼女が家の壁に描いた鳥を天使と間違えているところは、
    あー、この人はホントは優しい人だろうなということを伺わせますね。
    天使に見えるというのが良いんです。
    ここで誰が絵を描けと言ったんだ、と言った時は、
    この彼女のこの絵を描くことを禁じるのではないかと心配しましたが、
    しなかったのでホッとしました。
    その時に言った彼女の台詞が
    「だってあなたが家をきれいにしろ、と言ったじゃない」は、
    ユーモアがあって機知に富んでいて笑いました。
    あれしろ、これしろ、とやかましく言うエベレットが彼女が絵を描くことは止めなかった。
    これはなんだか驚きでしたね。

     

    彼女の絵が売れる、話題になってテレビの取材も来たりするんですが、
    それでも大きな儲けにはならなくて、貧しいままです。
    でもそれが良かったかも知れません。
    彼女の絵が大金を生むとなると、エベレットが魚を売る仕事を辞めてヒモになるかもしれませんし、
    また彼女の絵でもっと儲けようとマネージャーになって、欲の亡者になるかもしれませんし、
    そうなるとふたりの関係がギクシャクすることになる危険性がありますしね。
    この夫婦は貧乏でもお互いを大切に思って慎ましく生きても充分しあわせなんだろうと思うと、
    こういう生き方は羨ましく思えますよ。

     

    私はバツイチで結婚に失敗したのだけど、なんだかねえ、
    お互いが相手のことをこんなに尊重していればね、良いんですというのを自然と思わせてくれる映画でした。
    そして自分もこの夫婦みたいになりたかったなあ、と自分の失敗を悔やむところもありました。反省します。
    でもまた結婚できるかどうか、
    そしてお互いが存在を認め合うような女性に巡り合えるかどうかわかりませんけれども。




    性別:男性
    年齢:50代
    住所:南城市

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